2010年 02月 22日
京都の旅 vol.5~龍安寺・圓通寺~ |
塀・石・白砂・苔のシンプルな庭で、枯山水の中でも有名な庭を目にすることができました。空間を広く見せるために塀のつくりを斜めにしていると聞いたので、じっくり見てみましたが、残念ながら分かりませんでした・・・。社長曰く、この庭の昔の姿について様々な人が色んな説を出しているけど、まだはっきりとしていない謎多き庭だそうです。
石庭を出ると銭形のつくばいがあり、それには中心の口を共用すれば、吾唯足知(ワレタダタルヲシル)と読めるようになっているそうです。一般の方が見えるのは複製だそうですが、昔の人の発想や感受性の豊かさにとても感心しました。
続いては圓通寺。
元々は後水尾天皇の山荘であった幡枝御殿であり、枯山水庭園もその頃に造営されたもので、後の1678年、霊元天皇の乳母であった圓光院文英尼が開山して以来、皇室の祈願所となったそうです。
借景の庭、垣、つつじの庭と親しまれています。
一面苔を生した庭に石組みや4・50種類の樹木を使用した混ぜ垣があり、その奥には霊峰比叡山が聳え立ち、あたかも山までが敷地内だと思えるほどにうまく溶け込んでいました。いい天気だったので、はっきり見渡せて、「借景の庭」を存分に味わえました。
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by ykosyoen
| 2010-02-22 08:44
| 旅