2017年 11月 15日
洗出し講習 |
11月12日(日)、日本造園組合連合会の青年部主催で、洗出しの講習を行いました。
ものづくりマイスターの社長と、左官職人さんに2人来ていただいて、3人の講師で光匠園事務所を会場にしました。
始めの挨拶で、経歴などプロフィールを紹介し、少し照れる左官屋さん。
始めにコンクリート洗出しの順序を実践して紹介。
講習に来られた方々に、練り鍬でのモルタルやコンクリートの練り方を体験してもらいました。
左官屋さんが型枠にコンクリートを入れて均し、鏝使いを見せます。
早く固まらせたいときの方法を説明していました。
新聞紙を敷いて上から均し、刷毛で新聞紙を湿らせて、それを2枚重ねてセメントをまんべんなく敷きます。
そうすると、コンクリートの水分をセメントが吸い取り、早く固まるそうです。
コンクリートの硬化を遅らせる遅延剤を、ジョウロや噴霧器でムラなくかけて、ビニールで養生して圧着させます。
空気に触れると、その部分だけ固まってしまうので、養生の下に空気があれば、刷毛などで外に逃がします。
ここで固まるのを待つので、次のメニューへ。
まずは鏝の使い方に慣れる為に、モルタルのコテ押さえを体験。
左官屋さんは簡単そうに扱うけど、実際に鏝ムラなく押さえるのは難しく、コツを聞きながら鏝を使っていました。
大きく使い、離すときははらうように離す。習字の筆の扱いに似ているそうです。
次は、みんなそれぞれが選んだ洗出しやたたき2種類を体験です。
コンクリート洗出し、砂利洗出し、ソイル洗出し、たたき用の商品、全部で6種類から選んでもらいました。
2種類ができたら、昼休憩をはさみ、固まるのを待ちます。
抹茶とお茶菓子をみんなに召し上がっていただいたのですが、写真を忘れてしまいました…(T-T)
丁度よく固まり、洗出しの作業です。
高圧洗浄機で、骨材が出るまで洗い流します。
6種類の仕上がりが出来上がりました。
最後の挨拶で、左官屋さんが「みなさん職種は違えど、とても器用で、呑み込みが早く上手でした。僕たちもこういった場が初めてで勉強になりました。」
とコメントをされていました。
左官に携わって50年以上の職人さんを講師に、その技術を教えてもらう貴重な体験講習でした。
色んな技術を知って、習得して、生かせると嬉しいですね(^^)
by ykosyoen
| 2017-11-15 18:35
| 職人の技光る