2006年 10月 02日
ヒガンバナ |
鮮やかな赤色の花が、あちらこちらでいっせいに顔を出しています。彼岸花です。なんともいえない花の形は、まさに自然が作り出した美しさですね。
彼岸花は、ヒガンバナ科の耐寒性夏植え球根です。
秋のお彼岸時期に花を咲かせることから、この名前が付いたとされています。そして、別名は“曼珠沙華”。この名は、古代インドの文語で“天上界の花・赤色の花”の意味を持つそうです。
日本では、名前やその由来のせいか、あまり良いイメージがないため、庭先に植える人は少ないですが、海外では花の美しさから育てている人も多いようです。
日当たりがよい場所を好みますが、日陰でも花を咲かせます。
性質は、花が咲く時期には葉がなく、咲き終わったら、冬から春にかけて葉を茂らせます。そして5月ごろには枯れてなくなり、休眠に入ります。
また、根茎にはアルカロイドのリコリンという有毒物質がありますが、毒を抜けば漢方にも扱われているそうです。
病害虫はほとんどありません。
ちなみに、『ぼたもちとおはぎ』・・・お墓にお供えするお餅の違いは・・・?
春のお彼岸時期には牡丹が咲いていることからぼたもちと、秋のお彼岸時期には萩が咲いていることからおはぎと呼ばれるようになったそうです。だから、漢字で書くと『牡丹餅と御萩』・・・。
by ykosyoen
| 2006-10-02 08:00
| 花と緑のお話